Carecalculate社会保障制度と費用を知る

移動支援の制度と支援内容

掲載内容:2026年度の障害福祉制度の概要

まず知っておきたいこと

どんなときに使う?
障害のある人の外出を支える、市区町村などが行う事業です。
費用が変わるのは?
対象となる外出、支援時間、本人負担などは自治体ごとに違います。全国共通の料金表では計算できません。
次はどこへ相談する?
お住まいの自治体の障害福祉窓口に、行きたい場所と外出の目的を伝えて相談してください。

詳しい対象条件と根拠は、この後の説明に掲載しています。

一人では難しい買物や余暇の外出を支える移動支援を説明します。通学・通院との使い分け、一対一とグループ支援、支援費と交通費の違い、申請の流れを整理。横浜市の具体例を添え、同行援護・行動援護にも案内します。

一人では難しい外出を、支援者と一緒に

移動支援は、障害のために一人で外へ出ることが難しい人が、必要な用事や余暇のために出かけられるよう支える制度です。買物、地域の行事、映画など、行きたい場所と必要な手助けを自治体へ相談します。

国の地域生活支援事業の一つで、市区町村などが対象者・使える外出・料金を決めます。視覚障害のある人の同行援護や、行動面の危険を避けるための行動援護とは、別の仕組みです。

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歩くだけでなく、外出先で必要な介助も相談する

相談するときに伝えること
外出で困る場面必要な手助けの例
道順や交通機関が分かりにくい行き先の確認、乗換えや駅での案内。
車いすなどで移動する道路や段差、乗降時の介助。
外出先で食事・トイレを使う食事、衣服の着脱、排せつの介助。
説明を聞く・伝えることが難しいメモ、代読・代筆、本人の希望を伝える手助け。

表は相談する支援の例です。実際に使える内容は地域の決まりと本人の計画で確かめます。ヘルパーが本人と一緒に遊ぶだけの時間と、活動中に必要な介助をする時間は同じ扱いとは限りません。例えば横浜市では、活動そのものへの参加と、必要な身体介助を区別しています。

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外出の目的と障害の状態を、住んでいる自治体に伝える

国の枠組みでは、外出時に支援が必要と自治体が認めた障害のある人などが対象です。必要な手帳や等級、年齢、他のサービスとの関係は地域で異なります。障害支援区分がある、手帳を持っているというだけで、どの外出にも使えるわけではありません。

外出の目的ごとの確認点
目的窓口で聞くこと
買物・趣味・地域の行事対象となる外出か。移動先で必要な介助も含められるか。
通学・通所送迎や家族の付き添いが難しい事情を伝え、専用の支援があるか確認する。
通院・役所での手続居宅介護の通院等介助など、別のサービスを使うか確認する。
通勤・仕事移動支援とは別に、就労のための支援を相談する。

横浜市の例では、余暇などの「移動介護」と、特別支援学校や日中活動の場などへの「通学通所支援」を分けています。後者は、年齢にかかわらず他の送迎や付き添いが得られない場合が対象です。これは横浜市の例で、全国共通の通学条件ではありません。

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一対一、グループ、車両による支援がある

国は、本人1人に支援者1人が付く方法、複数人を一緒に支える方法、福祉バスなどの車両で送迎する方法を示しています。どの方法を実施するかは自治体が決めます。支援者も、その自治体が適切と認めた人が担当します。

横浜市では、グループ支援は安全を確保できる範囲で、ヘルパー1人に利用者最大4人という基準です。一対一が必要か、複数人でも安心して移動できるかを、本人の状況から相談します。全国のグループ支援が4人までという意味ではありません。

車での支援を希望する場合は、車いすの固定、乗降の介助、運転する人とは別に介助者が必要かを確認します。移動支援の決定を受けても、希望する時間の支援者や車両を確保する調整は別に必要です。

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同行する支援の料金と、交通費・入場料を分ける

全国一律の時間料金はありません。住んでいる自治体の料金表で、個別・グループの別、時間数、時間帯、自己負担の割合と月額上限を確認します。電車やバスの運賃、入場料、飲食代、ヘルパーに同行してもらうための実費も、事前に分けて説明してもらいましょう。

横浜市では、支援費は原則1割、生活保護・市民税非課税世帯は0円で、月額上限もあります。例えば給付対象の支援費が月20,000円だったと仮定すると、上限による軽減前の1割は2,000円です。この20,000円は計算方法を示す仮の総額で、1時間や1回の料金ではありません。交通費などは別です。

受給者証の上限額だけで外出に持っていくお金を決めず、「支援の自己負担+自分の交通費・入場料+負担する必要があるヘルパーの実費」で見積もります。キャンセルした場合の費用も、契約前に確かめておきます。

移動支援の費用の決まり方と掲載範囲を見る

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行き先・頻度・必要な介助を伝えて申請する

市区町村の障害福祉窓口へ、例えば「月2回、映画館へ行きたい。乗換えの案内とトイレの介助が必要」と具体的に伝えます。行き先がまだ決まっていなくても、外へ出るときに困っていることから相談できます。

利用の申請・決定後、利用できる事業所を選び、実際の日時と支援内容を調整して契約します。待合せ場所、外出先、帰宅時刻、休憩、支払い方法を決めます。市外へ出かけたい場合も、行き先を伝えて相談しましょう。

急な用事のときの申込先と、予定を変える連絡先も確認します。転居すると担当自治体の制度が変わるので、以前の決定がそのまま使えると考えず、新しい窓口に引き継ぎを相談します。

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同行援護・行動援護・通院等介助も候補になる

目が見えにくいために情報や移動の支援が必要なら同行援護、行動上の危険を避ける専門的な支援が必要なら行動援護が候補になります。通院では居宅介護の通院等介助を使う場合もあります。自治体へ、今使っているサービスと今回の目的をまとめて伝えましょう。

同行援護の対象と支援を見る

行動援護の対象と支援を見る

居宅介護の外出支援を見る

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行きたい場所や伝え方を、本人と一緒に決める

家族や事業所の都合だけで行き先を決めず、本人の希望を確かめます。言葉で伝えることが難しい場合は、写真や候補の場所を見ながら選ぶ方法もあります。外出先で本人の情報を伝える範囲や、お金を預かる場合の記録方法を決めておきます。

支援中の対応や請求に疑問があれば、事業所の責任者や市区町村へ相談できます。本人が言いにくいことを、家族や相談支援の担当者から伝える方法も用意しておくと安心です。

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体調と交通の変化に備えて、連絡方法を決める

外出前に体調、疲れやすさ、アレルギー、トイレ、苦手な音や混雑などを共有します。途中で休みたい、帰りたいと伝える方法を、本人と支援者で確認しましょう。

電車が止まった、予定より遅れる、急に具合が悪くなった場合の連絡先を決めます。災害や悪天候で中止する判断、別の帰宅手段、その費用も事業所に確認しておきます。

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出典・掲載範囲

国の地域生活支援事業実施要綱と、横浜市が現行の案内として掲載する2025年7月版の資料に基づきます。横浜市の対象・人数・負担は地域例で、他の自治体へは当てはめません。20,000円の例は割合の説明用の仮の金額です。

利用する前のQ&A

地域生活支援事業は、全国共通の料金表で計算できますか?

対象:移動支援・地域活動支援センター・日常生活用具給付等事業

掲載内容:自治体ごとの実施要綱・料金による制度(適用時期は自治体ごとに異なります)

移動支援、地域活動支援センター、日常生活用具給付等は、実施自治体の要綱や利用決定、料金の案内を確認します。全国一律の基本単位を当てはめる計算はできません。

本人の住所地へ、対象者・利用できる内容・負担額を聞きます。用具は対象品目と購入前の手続、外出は目的と援助の範囲、センターは活動内容と実費など、使いたい支援に合わせて確認しましょう。

根拠・参考:移動支援:算定解説と根拠資料(当該サービスの費用の構成・対象条件・掲載期間。各項目に一次資料への参照を掲載) 地域活動支援センター:算定解説と根拠資料(当該サービスの費用の構成・対象条件・掲載期間。各項目に一次資料への参照を掲載) 日常生活用具給付等事業:算定解説と根拠資料(当該サービスの費用の構成・対象条件・掲載期間。各項目に一次資料への参照を掲載)

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