Carecalculate社会保障制度と費用を知る

日常生活用具給付等事業の制度と支援内容

掲載内容:2026年度の障害福祉制度の概要

まず知っておきたいこと

どんなときに使う?
障害のある人が日常生活を送りやすくする用具の購入や貸与を支える、自治体の事業です。
費用が変わるのは?
対象の用具、助成の上限、本人負担、申請条件は自治体ごとに異なります。
次はどこへ相談する?
購入前にお住まいの自治体の障害福祉窓口へ、用具の名前と使う目的を伝え、申請が必要か確認してください。

詳しい対象条件と根拠は、この後の説明に掲載しています。

障害や難病で必要となる日常生活用具の給付を、入浴・情報伝達・排せつなど6種類の例で説明。広島市の所得条件と負担上限、基準額を超える自費の計算例、購入前の申請、介護保険の用具との違いを確認できます。

暮らしで困る動作を、用具で補う制度

日常生活用具給付等事業は、障害のある人や対象となる難病の人が、日々の暮らしで必要とする用具の給付・貸与などを受ける制度です。例えば、お風呂に入りにくい、呼び出しの音が聞こえない、たんの吸引が必要といった困りごとを、住んでいる市区町村へ相談します。

対象の品物、障害や年齢の条件、補助の上限は地域で決まります。店で「福祉用具」として売られていても、すべて補助されるわけではありません。購入や工事を決める前に、自治体の窓口へ相談しましょう。

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入浴・情報伝達・排せつなど、6つの種類がある

国が示す用具の分類と例
暮らしの場面用具の例
体を起こす・介助を受ける特殊寝台、特殊マット、障害児の訓練用いす。
入浴・移動・呼出しに気づく入浴補助用具、聴覚障害者用の屋内信号装置。
自宅で療養する電気式たん吸引器、視覚障害者用の体温計。
情報を読む・意思を伝える点字器、人工喉頭など。
排せつを管理するストーマ装具など。
家の中で動きやすくする小規模な住宅改修を伴う用具。

表は国の分類を身近な場面に置き換えたものです。個々の製品が対象になるかは自治体で確認します。国の要件は、安全で使いやすく実用的であること、暮らしの困難を改善すること、障害についての専門的な知識・技術を要し一般の日用品として普及していないことです。

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障害・年齢・住まい・所得を、品目ごとに確認する

国の対象は、用具を必要とする障害者・障害児と、政令で定める疾病のある難病患者などです。自治体は品目ごとに障害の種類や程度、対象年齢などを定めます。難病の場合も、必要な診断書や意見書について相談できます。

広島市では在宅の重度障害者などが基本ですが、ストマ用装具や人工喉頭など、一部は入院・施設入所中も対象です。世帯の最多納税者の市民税所得割が46万円以上なら対象外です。大人は本人と配偶者、子どもは住民票上の世帯で判定します。これは広島市の条件です。

同じ用具をもう一度受け取る場合は、耐用年数の条件も確認します。広島市では、品目ごとの耐用年数が過ぎるまで原則として再給付の対象から除かれます。壊れた、体に合わなくなったときは、先に窓口へ相談してください。

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補助の対象額と、上限を超える自費を分ける

利用者負担は市区町村が決めるため、全国一律ではありません。広島市では、基準額までの対象費用の原則1割を負担し、所得による月額上限があります。基準額を超える部分は別に負担します。

広島市の月額上限
所得区分給付対象分の上限
生活保護世帯等・市民税非課税世帯0円
市民税課税・所得割28万円未満9,300円
市民税課税・所得割28万円以上37,200円。ただし所得割46万円以上の対象外条件にも注意。

計算方法の例として、購入額12万円、自治体の基準額10万円、月額上限9,300円だったと仮定します。基準額の1割は1万円ですが、上限で9,300円になり、基準額を超えた2万円を足して、支払いは29,300円です。これは仮の金額で計算の仕組みを示した例で、特定の用具の基準額ではありません。

広島市の日常生活用具の負担は、ホームヘルプなどの障害福祉サービスや補装具とは別々に扱います。他のサービスで月額上限まで払っているから用具が無料になる、とは考えず確認しましょう。

日常生活用具の費用の決まり方と掲載範囲を見る

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買う前に相談し、申請・決定・受取りへ進む

購入までの順番
段階すること
1 相談困っている動作、希望する用具、現在の用具を窓口へ伝える。
2 申請対象品と取扱業者を確認し、見積りや手帳・診断書など必要書類を用意する。
3 決定給付の可否、対象額、自分の支払額、給付券の扱いを確認する。
4 受取り・支払納品された用具が合うか、使い方と支払額を確かめる。

必要書類は地域と品目で異なります。広島市では手帳や診断書等、申請書、本人確認書類などを求めています。住宅改修なら工事前の申請・決定と契約の順序も確かめます。先に買った物や始めた工事が、後から必ず対象になるわけではありません。

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補装具・介護保険の福祉用具とは、別の制度

補装具費は、身体の機能を補うための用具についての別の制度です。介護保険にも福祉用具の貸与・購入や住宅改修があります。同じような用具でも、本人の状態や使う制度で対象と手続が変わります。

介護保険を利用している場合は、ケアマネジャーにも希望を伝え、自治体の障害福祉窓口と、どの制度で申請するかを確認します。同じ費用を重ねて給付してもらう前提で購入しないようにしましょう。

介護保険の福祉用具貸与を見る

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本人が使えるかを試し、説明を受けて選ぶ

用具を使う本人が、操作できるか、痛みや不安がないかを確かめます。説明が分かりにくい場合は、実物を見せてもらう、短い手順に分けて教えてもらうなどを相談しましょう。家族が扱いやすいだけでなく、本人が使いたいと思えることも大切です。

申請の判断や負担額について疑問があれば自治体へ、製品の不具合や使い方は販売店へ相談します。診断書などの個人情報を販売店と共有する場合は、何のためにどの範囲が必要か、窓口に確認してください。

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納品後は使い方・修理・停電への備えも確認する

受け取るときに、設置場所、操作、手入れ、故障時の連絡先を確認します。電源を使う用具は、停電時にどうするかを販売店や医療・支援の担当者に相談しましょう。説明書と保証書は、本人や支援者が見つけられる場所に保管します。

給付された用具を、自由に売ったり人へ譲ったりしてよいわけではありません。広島市では、目的に反する使用、譲渡、貸付けなどを禁止しています。使わなくなったときや転居するときの扱いも、自治体へ確認してください。

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出典・掲載範囲

国の日常生活用具給付等事業の案内・告示第529号と、広島市の2026年9月3日更新の案内・掲載要綱に基づきます。広島市の条件は地域例です。12万円・10万円の費用例は計算説明のための仮定です。

利用する前のQ&A

地域生活支援事業は、全国共通の料金表で計算できますか?

対象:移動支援・地域活動支援センター・日常生活用具給付等事業

掲載内容:自治体ごとの実施要綱・料金による制度(適用時期は自治体ごとに異なります)

移動支援、地域活動支援センター、日常生活用具給付等は、実施自治体の要綱や利用決定、料金の案内を確認します。全国一律の基本単位を当てはめる計算はできません。

本人の住所地へ、対象者・利用できる内容・負担額を聞きます。用具は対象品目と購入前の手続、外出は目的と援助の範囲、センターは活動内容と実費など、使いたい支援に合わせて確認しましょう。

根拠・参考:移動支援:算定解説と根拠資料(当該サービスの費用の構成・対象条件・掲載期間。各項目に一次資料への参照を掲載) 地域活動支援センター:算定解説と根拠資料(当該サービスの費用の構成・対象条件・掲載期間。各項目に一次資料への参照を掲載) 日常生活用具給付等事業:算定解説と根拠資料(当該サービスの費用の構成・対象条件・掲載期間。各項目に一次資料への参照を掲載)

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