Carecalculate社会保障制度と費用を知る

行動援護の算定と利用者負担

掲載内容:2026年6月施行の障害福祉サービス等報酬改定に基づく内容

まず知っておきたいこと

どんなときに使う?
行動上の困難がある人が危険を避けて過ごせるよう、外出や日常生活の場面で支援します。
費用が変わるのは?
支援時間、支援する人数、事業所の体制などで変わります。同行援護や自治体の移動支援とは料金が別です。
次はどこへ相談する?
市区町村や相談支援の担当者に、苦手な場面と必要な対応を具体的に伝えて相談してください。

詳しい対象条件と根拠は、この後の説明に掲載しています。

行動上の困難を支える援護の報酬を、支援時間と提供体制から確認します。従業者の資格・経験、支援計画シート、2人での支援や各種加算を、同行援護・移動支援と区別して説明します。

参考金額の前提

報酬を読む順序

行動上の困難に対応する援護を、支援時間に応じて評価します。従業者の資格・経験等と支援計画シート等の作成が重要で、同じ外出でも移動支援・同行援護の料金表を流用できません。2人での支援や特定事業所の体制等がある場合には基本部分と分けて確認します。

確認する順序

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷4頁

基本報酬の確認

算定単位:区分ごとの日・回・月

算定区分基本単位算定単位
30分未満288 単位1回
30分以上60分未満437 単位1回
60分以上90分未満619 単位1回
90分以上120分未満762 単位1回
120分以上150分未満905 単位1回
150分以上180分未満1,047 単位1回
180分以上210分未満1,191 単位1回
210分以上240分未満1,334 単位1回
240分以上270分未満1,479 単位1回
270分以上300分未満1,623 単位1回
300分以上330分未満1,764 単位1回
330分以上360分未満1,904 単位1回
360分以上390分未満2,046 単位1回
390分以上420分未満2,192 単位1回
420分以上450分未満2,340 単位1回

下表の前提に合う場合の基本部分です。ここにない区分が無料、又は利用できないという意味ではありません。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷4頁

初回加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
初回加算200単位/月

初回の支援等について所定の要件を満たす場合です。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷4頁・初回加算

利用者負担上限額管理加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
利用者負担上限額管理加算150単位/回(月1回まで)

上限額管理を実施する担当事業所の評価です。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷4頁・利用者負担上限額管理加算

行動障害支援指導連携加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
行動障害支援指導連携加算273単位/回

移行する日の属する月に1回まで。行動上の困難への支援を引き継ぐための指導・連携等を確認します。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷4頁・行動障害支援指導連携加算

特定事業所加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
特定事業所加算Ⅰ20%/Ⅱ10%/Ⅲ10%/Ⅳ5%

事業所の研修・職員配置・支援等の体制に応じて区分します。Ⅰ~Ⅳを無条件に合算しません。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷4頁・特定事業所加算

緊急時対応加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
緊急時対応加算100単位/回(月2回まで)

緊急に行う所定の対応の評価です。地域生活支援拠点等の場合は50単位の上乗せの要件も確認します。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷4頁・緊急時対応加算

加算・減算を確認する際の注意

基本報酬とは別に、職員配置や専門性、初回・初期の支援、家族や医療機関等との連携、送迎などを評価する項目があります。対象となる項目はサービスごとに異なります。身体拘束、虐待防止、業務継続計画、情報公表等の減算も、対象と適用要件を確認します。

割合で計算する処遇改善加算等は、対象となる所定単位にそのサービスの率を適用します。一律の単位数を加える項目や、月・日・回ごとの上限がある項目と混同しないでください。下の一次資料には掲載区分以外の基本報酬・加減算も記載されています。

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷4頁

算定の読み方 Q&A

表の単位数がそのまま自己負担になりますか?

なりません。支援に対する報酬、給付される額、利用者が負担する額を分けます。地域ごとの単価、負担上限や無償化等、実費の条件を確認します。

補足Q&A(原文を踏まえた解説):厚生労働省・障害者の利用者負担/月ごとの利用者負担の上限・負担軽減

日数・回数・月数を同じように掛けてよいですか?

それぞれの項目の算定単位に合わせます。月額の支援費に面談回数を掛けたり、加算の上限回数を超えて足したりしません。

補足Q&A(原文を踏まえた解説):令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷4頁

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷4頁

福祉・介護職員等処遇改善加算

算定単位:1月

区分所定単位に対する割合
Ⅰイ411/1,000(41.1%)
Ⅰロ421/1,000(42.1%)
Ⅱイ396/1,000(39.6%)
Ⅱロ406/1,000(40.6%)
Ⅲ341/1,000(34.1%)
Ⅳ277/1,000(27.7%)

賃金改善・職場環境等の要件を満たし、該当区分を届け出た事業所で算定する月単位の加算です。基本報酬だけでなく対象となる加算等を含む所定単位に率を掛けます。ⅠイとⅠロなどを同時に足すものではありません。

上表は当該ページの基本となる事業所区分の率です。指定障害者支援施設での実施、経過的な児童発達支援等に別の率がある場合は、その区分の表を確認します。未掲載の特例を同じ率とみなさないでください。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

留意事項

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷4頁・福祉・介護職員等処遇改善加算

掲載範囲・未収録項目

費用・算定のQ&A

同行援護・行動援護の費用には、電車やバスの運賃も入りますか?

対象:同行援護・行動援護

掲載内容:2026年6月施行の障害福祉サービス等報酬改定に基づく内容

支援に対するサービス費と、外出にかかる交通費などの実費は分けて確認します。同行援護と行動援護は対象や目的が異なり、同じ時間の料金を互いに流用しません。

従業者1人の基本報酬に、同行援護では処遇改善Ⅱイ43.1%、行動援護では同39.6%を固定で加えます。同行援護は日中・3時間未満で、他の加減算は対象外です。本人と支援者の交通費を誰が払うかも確認しましょう。

根拠・参考:同行援護:算定解説と根拠資料(当該サービスの費用の構成・対象条件・掲載期間。各項目に一次資料への参照を掲載) 行動援護:算定解説と根拠資料(当該サービスの費用の構成・対象条件・掲載期間。各項目に一次資料への参照を掲載)

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