Carecalculate社会保障制度と費用を知る

宿泊型自立訓練の算定と利用者負担

掲載内容:2026年6月施行の障害福祉サービス等報酬改定に基づく内容

まず知っておきたいこと

どんなときに使う?
一定期間住まいで生活しながら、帰宅後の家事など、地域で暮らすための力を身につけます。
費用が変わるのは?
利用する区分や期間、支援体制で変わります。日中活動の料金と家賃・食費は別に確認します。
次はどこへ相談する?
市区町村や相談支援の担当者に、退所後に希望する住まいと、練習が必要なことを相談してください。

詳しい対象条件と根拠は、この後の説明に掲載しています。

宿泊型自立訓練の基本報酬を、支給期間や日中の過ごし方から読み解きます。入院・帰省中や地域移行、医療連携の加算と、別にかかる家賃・食費の確認点を整理しています。

参考金額の前提

報酬を読む順序

宿泊型自立訓練では、生活訓練サービス費Ⅲ・Ⅳと利用期間を確認して日額を選びます。生活の場での支援と、日中活動・就労等の費用を分ける必要があります。入院や帰宅中の支援、地域への移行支援、医療連携等にも個別の評価があり、家賃や食費とは別です。

確認する順序

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷20頁

基本報酬の確認

算定単位:区分ごとの日・回・月

算定区分基本単位算定単位
生活訓練サービス費Ⅲ・利用期間2年以内281 単位1日
生活訓練サービス費Ⅲ・利用期間2年超170 単位1日

下表の前提に合う場合の基本部分です。ここにない区分が無料、又は利用できないという意味ではありません。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

留意事項

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷20頁

福祉専門職員配置等加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
福祉専門職員配置等加算Ⅰ10/Ⅱ7/Ⅲ4単位・日

職員の資格・常勤等の配置要件と届出区分を確認する。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷20頁・福祉専門職員配置等加算

初期加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
初期加算30単位/日(利用開始から30日まで)

利用開始時の支援に関する加算。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷20頁・初期加算

通勤者生活支援加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
通勤者生活支援加算18単位/日

通勤している利用者への生活支援等、所定の対象・支援要件を満たす。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷20頁・通勤者生活支援加算

地域移行加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
地域移行加算500単位/回(利用中2回・退所後1回まで)

地域移行に向けた所定の支援を行う。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷20頁・地域移行加算

加算・減算を確認する際の注意

基本報酬とは別に、職員配置や専門性、初回・初期の支援、家族や医療機関等との連携、送迎などを評価する項目があります。対象となる項目はサービスごとに異なります。身体拘束、虐待防止、業務継続計画、情報公表等の減算も、対象と適用要件を確認します。

割合で計算する処遇改善加算等は、対象となる所定単位にそのサービスの率を適用します。一律の単位数を加える項目や、月・日・回ごとの上限がある項目と混同しないでください。下の一次資料には掲載区分以外の基本報酬・加減算も記載されています。

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷20頁

算定の読み方 Q&A

表の単位数がそのまま自己負担になりますか?

なりません。支援に対する報酬、給付される額、利用者が負担する額を分けます。地域ごとの単価、負担上限や無償化等、実費の条件を確認します。

補足Q&A(原文を踏まえた解説):厚生労働省・障害者の利用者負担/月ごとの利用者負担の上限・負担軽減

日数・回数・月数を同じように掛けてよいですか?

それぞれの項目の算定単位に合わせます。月額の支援費に面談回数を掛けたり、加算の上限回数を超えて足したりしません。

補足Q&A(原文を踏まえた解説):令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷20頁

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷20頁

福祉・介護職員等処遇改善加算

算定単位:1月

区分所定単位に対する割合
Ⅰイ164/1,000(16.4%)
Ⅰロ171/1,000(17.1%)
Ⅱイ160/1,000(16%)
Ⅱロ167/1,000(16.7%)
Ⅲ124/1,000(12.4%)
Ⅳ106/1,000(10.6%)

賃金改善・職場環境等の要件を満たし、該当区分を届け出た事業所で算定する月単位の加算です。基本報酬だけでなく対象となる加算等を含む所定単位に率を掛けます。ⅠイとⅠロなどを同時に足すものではありません。

上表は当該ページの基本となる事業所区分の率です。指定障害者支援施設での実施、経過的な児童発達支援等に別の率がある場合は、その区分の表を確認します。未掲載の特例を同じ率とみなさないでください。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

留意事項

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷20頁・福祉・介護職員等処遇改善加算

掲載範囲・未収録項目

費用・算定のQ&A

宿泊型自立訓練の試算額には、家賃や食費も入っていますか?

対象:宿泊型自立訓練

掲載内容:2026年6月施行の障害福祉サービス等報酬改定に基づく内容

基本報酬と家賃・食費などの実費は別に扱います。実費欄に入力した金額がある場合は結果と一緒に確認できますが、施設ごとの金額を自動で調べる機能ではありません。

生活訓練サービス費Ⅲの利用期間別の基本報酬に、処遇改善Ⅱイ16%を固定で加えます。基本報酬Ⅳ、他の加算、日中活動の費用は別です。期間を選べることは、利用期間の延長の認定を意味しません。

根拠・参考:宿泊型自立訓練:算定解説と根拠資料(当該サービスの費用の構成・対象条件・掲載期間。各項目に一次資料への参照を掲載)

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