Carecalculate社会保障制度と費用を知る

居宅訪問型児童発達支援の算定と利用者負担

掲載内容:2026年6月施行の障害福祉サービス等報酬改定に基づく内容

まず知っておきたいこと

どんなときに使う?
重い障害などで外出がとても難しいこどもの家へ訪問し、発達や生活を支えます。
費用が変わるのは?
訪問時間や支援員の体制、家族・関係機関への支援などで変わります。訪問看護の時間料金とは別です。
次はどこへ相談する?
市区町村・相談支援の担当者に、外出の難しさと家で受けたい支援を伝え、対象条件を確認してください。

詳しい対象条件と根拠は、この後の説明に掲載しています。

自宅で行う子どもの発達支援について、訪問時間や支援員の体制に関する報酬を解説します。家族支援、多職種との連携、通所への移行等の加算と、負担上限・無償化の扱いを確認できます。

参考金額の前提

報酬を読む順序

外出が著しく困難な障害児の居宅を訪問して発達支援を行う給付です。訪問看護の時間料金を当てはめるものではありません。訪問時間、訪問支援員の体制、家族や他の支援機関との連携等を確認し、基本報酬と個別の加算を分けます。

確認する順序

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷51頁

基本報酬の確認

算定単位:区分ごとの日・回・月

算定区分基本単位算定単位
居宅訪問型児童発達支援給付費1,066 単位1日

下表の前提に合う場合の基本部分です。ここにない区分が無料、又は利用できないという意味ではありません。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷51頁

訪問支援員特別加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
訪問支援員特別加算Ⅰ850/Ⅱ700単位・回

Ⅰは障害児支援の業務10年以上、Ⅱは5年以上10年未満等の専門性を評価します。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷51頁・訪問支援員特別加算

家族支援加算Ⅰ

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
家族支援加算Ⅰ居宅1時間以上300/1時間未満200/対面100/オンライン80単位・回

個別の相談援助等を行う場合。月2回まで。当該サービスの訪問日以外の居宅訪問に限ります。多機能型で複数サービスを使う同じ児童は各サービス合計の上限も確認します。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷51頁・家族支援加算Ⅰ

家族支援加算Ⅱ

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
家族支援加算Ⅱ対面80/オンライン60単位・回

グループ等への所定の相談援助。月4回まで。多機能型で同じ児童に複数サービスを提供する場合はサービス合計でⅡ月4回までです。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷51頁・家族支援加算Ⅱ

多職種連携支援加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
多職種連携支援加算200単位/回(月1回まで)

多職種が連携して所定の訪問支援を行う場合の評価です。職種・実施方法等を確認します。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷51頁・多職種連携支援加算

強度行動障害児支援加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
強度行動障害児支援加算200単位/日

対象児童の行動上の状態と、専門的支援の体制・実施要件を確認します。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷51頁・強度行動障害児支援加算

利用者負担上限額管理加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
利用者負担上限額管理加算150単位/回(月1回まで)

上限額管理を担当する事業所が管理を行います。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷51頁・利用者負担上限額管理加算

通所施設移行支援加算

算定単位:表記の回・日・月

評価単位等
通所施設移行支援加算500単位/回(1回まで)

通所による支援へ移行するために所定の支援を実施する場合です。 自動的に全員へ付く料金ではありません。詳細な施設基準、実施記録、届出、併算定制限は当該加算の告示・留意事項を確認します。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷51頁・通所施設移行支援加算

加算・減算を確認する際の注意

基本報酬とは別に、職員配置や専門性、初回・初期の支援、家族や医療機関等との連携、送迎などを評価する項目があります。対象となる項目はサービスごとに異なります。身体拘束、虐待防止、業務継続計画、情報公表等の減算も、対象と適用要件を確認します。

割合で計算する処遇改善加算等は、対象となる所定単位にそのサービスの率を適用します。一律の単位数を加える項目や、月・日・回ごとの上限がある項目と混同しないでください。下の一次資料には掲載区分以外の基本報酬・加減算も記載されています。

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷51頁

算定の読み方 Q&A

表の単位数がそのまま自己負担になりますか?

なりません。支援に対する報酬、給付される額、利用者が負担する額を分けます。地域ごとの単価、負担上限や無償化等、実費の条件を確認します。

補足Q&A(原文を踏まえた解説):利用者負担の仕組み/月ごとの利用者負担の上限・負担軽減

日数・回数・月数を同じように掛けてよいですか?

それぞれの項目の算定単位に合わせます。月額の支援費に面談回数を掛けたり、加算の上限回数を超えて足したりしません。

補足Q&A(原文を踏まえた解説):令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷51頁

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷51頁

福祉・介護職員等処遇改善加算

算定単位:1月

区分所定単位に対する割合
Ⅰイ150/1,000(15%)
Ⅰロ156/1,000(15.6%)
Ⅲ139/1,000(13.9%)
Ⅳ117/1,000(11.7%)

賃金改善・職場環境等の要件を満たし、該当区分を届け出た事業所で算定する月単位の加算です。基本報酬だけでなく対象となる加算等を含む所定単位に率を掛けます。ⅠイとⅠロなどを同時に足すものではありません。

上表は当該ページの基本となる事業所区分の率です。指定障害者支援施設での実施、経過的な児童発達支援等に別の率がある場合は、その区分の表を確認します。未掲載の特例を同じ率とみなさないでください。

算定条件(次のすべてを確認)

併算定・回数の制限

留意事項

根拠:令和8年度 障害福祉サービス費等の報酬算定構造/印刷51頁・福祉・介護職員等処遇改善加算

掲載範囲・未収録項目

費用・算定のQ&A

こどもへの訪問支援は、訪問看護や保育料と同じ費用ですか?

対象:居宅訪問型児童発達支援・保育所等訪問支援

掲載内容:2026年6月施行の障害福祉サービス等報酬改定に基づく内容

別の福祉サービスです。居宅訪問型児童発達支援は自宅での発達支援、保育所等訪問支援は園や学校等で集団生活への参加を支える支援を扱います。訪問看護の時間料金や保育料は流用しません。

30分以上の訪問など所定の条件を満たす前提で、どちらのサービスも処遇改善Ⅲ13.9%を固定で加えます。専門性・連携等の加算や無償化は自動反映しないため、受給者証と見積書を確認します。

根拠・参考:居宅訪問型児童発達支援:算定解説と根拠資料(当該サービスの費用の構成・対象条件・掲載期間。各項目に一次資料への参照を掲載) 保育所等訪問支援:算定解説と根拠資料(当該サービスの費用の構成・対象条件・掲載期間。各項目に一次資料への参照を掲載)

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