重度訪問介護の費用試算の使い方
午前3時間と午後3時間を1日6時間として入力する方法を案内。月の基本単位に固定の処遇改善加算を加え、地域単価・月上限を反映する順序と、実費の入力、結果の読み方、対象外の条件を確認できます。
参考表示の地域:地域未選択(地域ごとの実施・単価は別途確認)
重度訪問介護の利用日と1日の合計時間から、基本報酬と固定の処遇改善加算を含む費用を試算する手順です。受給者証の月上限を反映した本人負担と、入力した実費を分けて確認します。
入力の流れ
事業所所在地の都道府県と市区町村を選びます。選択内容は他の画面と共通で保存されます。利用者の住所と事業所の所在地を取り違えないでください。
受給者証に記載された負担上限月額を選びます。所得だけから推測せず、0円・4,600円・9,300円・37,200円または金額の直接入力を使います。医療型の減免や自治体独自の助成は自動判定しません。
対象月を選びます。カレンダーの日付を押し、各行の基本報酬区分と回数を入力します。日額の基本報酬は同じ日に重複して入力できません。
選択肢の下に表示される算定条件を確認します。該当しないことが分かった場合は「適用条件の確認・変更」を開いて、前提に当てはまらないを選びます。未選択を自動的に法的な確認済みとは扱いません。
食費・家賃・交通費などが分かる場合は、適用条件内の実費欄へ月の対象額を入力します。他事業所と月上限を分ける場合は、他事業所への負担配分額を入力します。未定の配分額を0円で試算した結果は、本人負担の確定額ではありません。
「計算する」を押すと、入力した内容を残して結果部分が更新されます。条件を変えたら再計算してください。画面の利用条件から結果までが同じ月・同じ事業所形態を表していることを確認します。
入力例
同じ事業者による1日分をまとめて計算します。例えば合計6時間なら、4時間の821単位に30分4回分の340単位を加え、基本部分は1,161単位です。午前3時間と午後3時間でも、3時間の区分を2回足すのではなく、合計6時間の区分を1回選びます。 月内の基本単位を合計し、固定の処遇改善加算を一度計算して加えます。その後、地域単価と受給者証の月上限・他事業所への配分を反映します。実費には加算率を掛けません。
画面で確認する
画像は長時間区分追加前の操作例(2026年9月15日撮影)です。現在は4時間以上の区分も選べます。2026年9月・埼玉県所沢市の事業所・負担上限月額9,300円を入力した操作例です。受給者証や事業所の条件に合わせて変更してください。

結果の読み方
- 費用小計:今回選んだ基本報酬に、表示された固定区分の処遇改善加算を加えた10割分です。事業所の利益ではありません。
- 公的給付相当額と本人負担:入力した負担上限と他事業所への配分を反映し、二つを合計すると対象報酬の総額になります。
- 通常の1割相当額:上限を適用する前の比較用の金額です。
- 今回の支出小計:処遇改善加算を含む対象報酬に月上限を反映した本人負担と、入力した実費の合計です。未入力の費用、償還、医療型の減免を含めた最終支出ではありません。
うまく計算できないとき
- 都道府県・市区町村の両方を選択しているか確認してください。
- 受給者証の月上限、算定区分、1以上の回数・日数が必要です。
- 対象月を変えたときは予定の日付も確認してください。前月の予定を新しい月の費用として計上しません。
- 月額を複数回、日額を同じ日に複数回入力した場合は修正してください。
- 表にない条件・加算を代わりの区分で入力せず、算定解説と事業所の見積りを確認してください。
このサービスの計算範囲
- 入院中ではない利用者への重度訪問介護で、従業者1人分の基本報酬を試算します。
- 処遇改善加算は、画面に示す固定区分で基本報酬に加えます。早朝・夜間・深夜、障害支援区分6、重度障害者等包括支援対象者、移動介護などの他の加算と各種減算は含めません。
- 同じ事業者がその日に行う支援を合算し、1日につき時間区分を1つ選びます。
- 福祉・介護職員等処遇改善加算Ⅱイ(35.7%)の届出がある一事業所を仮定します。実際の届出区分により金額は異なります。画面で扱う減算を反映した基本部分を加算の対象とし、画面にない加減算・実費は含めません。
- 4時間以上も、1日の合計が24時間未満の区分まで選べます。訪問ごとに短時間の区分を足さないでください。
- 日付をまたぐ支援は、事業所が算定上の日ごとに整理した時間を入力してください。開始・終了時刻からの日割りや、午前0時付近の30分端数の配分は自動計算しません。
- 夜間を含む長時間支援でも、時間帯の加算は含めません。基本部分と固定の処遇改善加算を合わせた試算で、実際の請求額とは異なります。
- 1日24時間ちょうど、2人派遣、入院中の支援はこの試算の対象外です。別の事業者の時間は合算しないでください。
- 処遇改善以外の加減算を計算に含めません。実際の事業所の届出区分・見積りも確認してください。
- 食費・交通費などは、入力した実費だけを本人負担に足します。実費には処遇改善の率を掛けません。
- 他事業所との上限管理は入力した配分額で試算します。無償化、公費・自治体助成や払い戻しを自動で判定するものではありません。